01.TikTok Year in Music 2025とは
TikTok Year in Music 2025は、2025年にTikTokで最も人気を集めたアーティストや楽曲を表彰するグローバルな音楽イベントです。月間10億人を超えるユーザーが集うTikTokのコミュニティから生まれた音楽トレンドを振り返ります。
- グローバルで最も人気のアーティストと楽曲を選出
- 各国の音楽チャートに影響を与えるトレンドを創出
- 新進気鋭アーティストのキャリア成長を後押し
音楽カルチャーの発信地としてのTikTok
TikTokは2025年も数々の世界的な音楽トレンドを生み出してきました。Alex Warren、Ravyn Lenae、sombr、Lola Youngなど、新進気鋭アーティストにとってTikTokがキャリアの成長につながる場面も多く見られています。
- TikTokをきっかけに楽曲が世界中で親しまれる
- 各国の音楽チャートで注目を集める
- 新しい世代のアーティストが成長する場に
02.グローバル部門の受賞アーティスト
TikTok Global Artist of the Yearに選ばれたのは、フォロワー数1,500万を誇るガールズグループ「KATSEYE」です。ロサンゼルスを拠点に、米国・韓国・スイス・フィリピン出身のメンバーで構成されるグローバルなガールズグループとして大きな注目を集めました。
- 2023年結成からわずか2年で大ブレイク
- TikTokでの楽曲総再生回数が300億回以上
- グラミー賞2部門にノミネート
KATSEYEの代表曲とトレンド
KATSEYEは「Gnarly」でキャッチーな歌詞とグローバルな振り付けトレンドを生み出し、TikTokでの投稿数240万件、総再生回数135億回を記録しました。この曲は初のBillboard Hot 100入りを果たし、LE SSERAFIM、TOMORROW x TOGETHER、ENHYPENといったK-POPのトップアーティストや、Camila Cabelloも振り付けトレンドに参加しました。
- 「Gnarly」で大規模な振り付けトレンドを創出
- 「Gabriela」の投稿数が280万件、総再生回数99億回
- GapとのコラボレーションでもTikTokで話題に
03.TOP SONG JAPAN 2025に輝いた「超最強」
超ときめき♡宣伝部の「超最強」が「TOP SONG JAPAN 2025」に決定しました。キャッチーで前向きなメロディが国内外で大きな盛り上がりを見せ、2025年11月時点の楽曲総再生回数は25億回を突破しています。
- Bメロの「スマホのカメラロールなんて」の振り付けが話題
- ファンやクリエイターの間で多くのコラボ動画が誕生
- 「TikTokトレンド大賞2025」インパクト・ソング部門も受賞
令和の推し活ソングとして定着
「超最強」は令和の推し活ソングとして広く認知されるようになりました。推し活をしている方はもちろん、カップルなどさまざまな層がTikTokを通して楽曲を発見し、可愛くて真似しやすい振り付けと共感できる歌詞が大きな支持を集めています。
04.60年前の名曲が世界的ヒットに
TikTok Global Song of the Yearに選ばれたのは、Connie Francisの「Pretty Little Baby」です。1962年のリリースから60年以上を経て、TikTokで今年最も話題になった楽曲の一つとして世界中の新たなファンを獲得しました。
- 楽曲の使用回数は2,840万回以上
- 投稿の総再生回数は686億回を突破
- Spotifyでは1億3,000万回以上再生
リバイバルヒットの象徴的事例
TikTokのコミュニティは、この楽曲を家族、ペット、カップル、花など、心温まる動画のBGMとして使用しています。Kylie Jennerが娘のStormiと投稿した動画だけでも1.32億回以上再生され、Billboard Global 200で5週間、UK Official Chartで4週間ランクインしました。
- 1950〜60年代の名曲が新しい世代に発見される
- Connie Francis本人が2025年にTikTokアカウントを開設
- 音楽配信サービスでも最もストリーミングされる曲に
05.音楽アプリへの保存機能が示すトレンド
TikTokには「音楽アプリに追加(Add to Music App)」という機能があり、ユーザーがアプリ内で見つけた楽曲やアルバムをSpotify、Apple Music、Amazon Musicなどの音楽配信サービスに保存できます。これまでに30億曲以上が保存され、世界中のチャートに影響を与えています。
- 最も保存されたアーティスト:Taylor Swift
- 最も保存された楽曲:sombrの「back to friends」
- 最も保存されたアルバム:Tate McRaeの「So Close To What」
TikTokから音楽配信サービスへの流れ
sombrの「back to friends」はTikTokで770万件以上の動画に使用され、総再生回数217億回を記録しました。Spotifyでも11億回以上再生され、アメリカのBillboard Hot 100に初めてチャートイン、さらにグラミー賞 Best New Artistにもノミネートされています。
06.Music Trend of the Year:Doechii「Anxiety」
TikTok Music Trend of the Yearに選ばれたのは、Doechiiの「Anxiety」です。Gotyeの「Somebody That I Used to Know」の要素を取り入れて制作された楽曲で、もともと2019年にデモとしてオンラインに投稿されていたものが、2025年になってTikTokコミュニティによって発見されました。
- ユーザーから公式リリースを望む声が高まる
- Doechiiが楽曲を再録し2025年3月に正式リリース
- 投稿数1,040万件、総再生回数516億回を記録
象徴的な振り付けトレンド
この楽曲は、人気テレビシリーズ「ベルエアのフレッシュ・プリンス」の象徴的な振り付けをもとにした世界的な振り付けトレンドにつながりました。主演のWill Smithが当時の共演者Tatyana Aliとともに振り付けを再現した動画も投稿され、Billboard Hot 100ではトップ10入り、グラミー賞では5部門にノミネートされています。
07.Songwriter of the Year:EJAE
TikTok Songwriter of the Yearに選ばれたのは、ニューヨークを拠点とするソングライター、ボーカリスト、アーティストのEJAEです。映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」に登場するガールズグループのリーダーであるRumiの歌唱パートを担当するなど、今年最も注目を集めたサウンドトラックの多くを共同制作しました。
- 2019年にRed Velvetの「Psycho」を共同制作
- aespa、TWICE、LE SSERAFIM、Fifty Fiftyなど多数の楽曲制作に携わる
- 「Golden」がBillboard Hot 100とBillboard Global 200で1位獲得
K-POP音楽制作における重要人物
EJAEが共同制作した「Golden」は、TikTokでの投稿数980万件、総再生回数236億回を記録し、Spotifyでも10億回以上再生されています。この成功を通じて、多くの新しいファンが現代のK-POPにおけるEJAEの貢献を知るきっかけとなりました。
08.TikTokが変える音楽業界の未来
TikTok Global Head of Music Business DevelopmentのTracy Gardnerは、「TikTokは音楽の発見において非常に重要な役割を担うプラットフォームになりました」とコメントしています。特に2025年は、TikTokで女性アーティストが大きな存在感を示した年でもありました。
- 愛され続けてきたクラシック音楽が新たな形で楽しまれる
- 新しい才能が発見される場所として機能
- さまざまなアーティストやジャンルに新しいファンが生まれる
音楽発見の新しい形
KATSEYEは今年最も注目を集めたアーティストとなり、Connie Francisの「Pretty Little Baby」は新しい世代に受け入れられ、EJAEは女性ソングライターの活躍に光を当て、Doechiiは大きな飛躍を遂げました。これらはすべて、TikTokのコミュニティと、TikTokならではの音楽の発見を生み出す仕組みによって支えられています。
まとめ
TikTok Year in Music 2025は、音楽カルチャーの発信地としてのTikTokの存在感を改めて示す結果となりました。日本からは超ときめき♡宣伝部の「超最強」がTOP SONG JAPAN 2025に輝き、TikTokが日本の音楽シーンにも大きな影響を与えていることが明らかになりました。
新進気鋭のアーティストの発掘から、60年前の名曲のリバイバルヒットまで、TikTokは音楽の楽しみ方を大きく変え続けています。月間10億人を超えるユーザーが集うコミュニティの力が、これからも新しい音楽トレンドを生み出し続けることでしょう。